米国株はまだ割安!?株式益回りと長期金利の関係!

指標説明

今の株価が割高か割安かって、投資家にとって悩みの種です。

よく判断基準としてPERが使われますが、数字的には割高な株であっても、さらに上昇しています。

PERは参考程度にしかならないなー、と思っていたところ、

ちょっと前に、一休さんがこのようにツイートされてました。

これを見て思ったことは、

この計算式はなんだ??

ってことです。

確認してみると、一休さんは優しく教えてくれました。

それが株式益利回り。

今日はそれについて、詳しく見ていこうと思います。

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株式益利回りとは?

株式益利回りの用語解説

1株当たり税引利益を株価で割ったもの。株式を分析するときの指標のひとつでPER(株価収益率)の逆数。一般にPERが低いほど株価が割安とされるのに対して、株式益利回りが高いほど、株価は割安と考えられる。

株式益利回り(%)=(1株当たり純利益÷株価)×100

引用:野村証券用語解説集

難しい・・・。

株式投資に利回りの概念を取り入れたもの」だそうです

 

使い方は、PERの逆数を使ったものが、株式益利回りということです。

逆数って何??

ある数字に何を掛け算したら、1になるかということだよ

実際に、計算方法を見てみましょう。

株式益利回りの計算方法

【PER=現在の株価÷1株当たり当期純利益(EPS)】

このPERに何をかけたら1になるか?ということです。

その数字が、株式益利回りとなります。

 

難しい・・・。

例をあげてみましょう。

 

(例)
アップル株
株価$317÷EPS11.89=PER26.67倍
1÷26.67=0.0374
PER26.67倍に0.0374を掛け算すると1になることがわかりました。

 

利回りなので、100を掛け算して%表示にすると3.74%です

なんとなく計算はわかったけど、やっぱり難しい

この式なら一発で株式益利回りの数字がでるよ

【株式益利回り(%)=1株当たり当期純利益(EPS)÷現在の株価】

株式益利回りの意味

アップルの株式益利回りが3.74%ということがわかりました。

では、これが何を意味するかがわからないと、この数字は使えません。

 

配当利回りと同じように考えれば、わかりやすいかなと思います。

(例)
2019年のアップル株
【配当÷株価×100=配当利回り】

株価:$317
配当:$3.04
配当利回り:0.95%

【EPS÷株価×100=株式益利回り】

株価:$317
EPS:$11.89
株式益利回り:3.74%

 

簡単に言うと、

1株が稼いだ金額(EPS)を、全額配当に回すと、配当利回りが3.74%

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株式益利回りを使う理由

この株式益利回りは、配当が今後どれだけ出せるかを測る指標に使うのではありません。

長期金利との比較

冒頭のツイッターで一休さんが発信してる通り、この株式益利回りは長期金利と比較するのに使います。

資産運用をする際に、「国債に投資 or 株に投資」というケースがあります。

国債の方がリスクが少ないので、利回りは株価より少ないです。

2020年の1月末では、アメリカ国債10年の利回りが約1.505%。

この1.505%と、先ほどの株式益利回りを比較します。

長期金利とアップル株式益利回り

アメリカ10年債権利回り1.505%

アップル配当利回り0.95%

これだけ見ると、アメリカの10年債権に投資した方が、配当金は多いです。

 

しかし、アップル株は純利益に対して、3.74%の利益率で稼いでいます。

こう考えると、アップル株はアメリカの10年債より多い利回りを生み出しています。

それが、株主に還元されるかされないかは、置いといて。。

グロース株との比較が可能

グロース株とは、成長のために株主配当をあまり出さずに、利益を再投資することで規模を大きくします。

そのため、配当利回りは低く、高配当銘柄や長期利回りとの比較ができません。

 

株式益利回りを利用すれば、配当金額ではなくて、EPSが基準となるので、比較ができるようになります

 

もう一度一休さんのツイートを見てみます。

ハイテクセクターの1株の株式益利回りは、長期金利より高くて成長しているので割安、という見方ができます。

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高配当株と成長株と長期金利

人気銘柄の株式益利回りを計算しました。

XOM T MO IBM PM ABBV JNJ AAPL MSFT KO AMAZN
PER 13.25 13.54 13.63 14.66 17.64 22.89 26.55 26.72 32.70 38.01 92.02
EPS 4.88 2.85 3.68 9.52 4.8 3.66 5.63 11.89 5.06 1.5 20.14
株価 64.65 38.58 50.17 139.55 84.68 83.77 149.5 317.69 165.46 57.01 1853.25
株式益利回り 7.55% 7.39% 7.34% 6.82% 5.67% 4.37% 3.77% 3.74% 3.06% 2.63% 1.09%
配当利回り 5.38% 5.44% 6.75% 4.67% 5.52% 5.62% 2.55% 1.00% 1.24% 2.78% 0.00%

※macrotrendsよりDilueted EPS, Yahoo FInanceより株価データをもってきています
※2020年1月22日の時点

 

こうしてみると、当たり前ですが、ほとんどの株が長期金利より、利回りが良いです。

逆にアマゾンのように、長期金利より株式益利回りが低いと、割高ということになります。

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【まとめ】株式益利回りに注目した理由

今回、このように株式益利回りに焦点をあてたのが、現在のPERがあてになるのか?

というところに疑問を持ったからです。

1/28時点のS&P500のPERデータによると

平均値:24.65
中央値:14.81

です。

 

いろんな業種が含まれているので、単純にPERの比較はできません。

そこで、会社の稼ぐ力であるEPSに焦点をあてた、株式益利回りで比較しました。

 

一休さんの指摘のように、長期金利と比較すると、まだまだ株取引の方がリターンが大きいです。

手持ちの資金を効率よく増やすには、国債ではなく株投資の方が効率的かもしれません。

大きく下落するリスクは常にあるので、投資は自己責任を念頭に!

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