【WMT】ウォルマートの銘柄分析!伸びしろはあるのか!?

ウォルマートの銘柄分析 銘柄分析
ウォルマートの銘柄分析

「世界で1番~な会社」っていうのはたくさんありますね。

では、ウォルマートは世界で1番〇〇○○○○会社ということを、知っていましたか?

アップルでもマイクロソフトでも、中国のどの企業でもないんです。

そんなウォルマートの業績と、強みや懸念点を見ていきましょう。

これから米国株を始めたい方向けに、わかりやすく解説していきますね。

【WMT】売上・利益・配当・キャッシュフローと株価の推移
【WMT】の問題点と、投資対象としてチェックするべき項目

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【WMT】売上・利益・配当・キャッシュフローと株価の推移

まずは簡単に、数字を見ていきます。

数ある指標の中でも、とりあえず抑えておきたいものだけ、チェックです!

過去の売上・利益・配当・キャッシュフロー

冒頭で、「ウォルマートは世界で1番〇〇○○○○会社」と言いましたが、答えは知ってましたか?

実は、「世界で1番売上高が多い会社」なんです。

グラフを見ると、圧倒的な売上ということがわかりますね。

売上高は50兆円をこえています。

他社と比較すると、2位は中国の電力会社で35兆円、5位はトヨタ28兆円、ライバルとされているアマゾンは25兆円で13位でした。

しかもアマゾンが台頭してきたにも関わらず、さらに売上は伸びています。

 

しかし、売上高に比べて営業利益はとても低いです。

あえて同じグラフにすることで、売上と利益の割合がわかりやすいかと思います。

営業利益率が約4%でかなり低い水準です。

以前よりさらに下がっているのは、ネット通販との価格競争が要因です。

2019年1月の年次決算では、営業利益が約2.2兆円、純利益が7000億円です。

すごい金額の黒字ですが、売上からみると全然ですね。

これから言えることは、

ウォルマートのような小売り業は、売上と利益が比例しないということです。

つまり、売上が伸びているからといって、安易に手を出してはいけません。

しっかり稼げているかが重要です。

 

次にキャッシュフローを見てみます。

キャッシュフローは充分にあります。

営業キャッシュフローとフリーキャッシュフローの差額が、投資に使ったお金です。

10B=毎年1兆円以上投資に使った上で、まだ余裕資金があります。

安定しているので、しっかりした経営はできていますね。

 

毎期の配当額と配当率です。

配当金は毎年少しずつ伸びていますが、利回りが下がっていますね。

株価が上がっているので仕方ありませんが、2%以下なので高配当ではありません。

 

高配当・成長株ではないが、お金に余裕のある会社
そこで疑問に思うのが、
「お金があるなら、もっと配当を出せばいいのに?」ということです。
そこで、1株がいくら稼いでるいるかの指標であるEPSを見てみましょう。
2019年1月末で$2.26です。
四半期に一回配当を$0.52出しているので、一年間で配当は$2.08。
ウォルマートが1株で$2.26しか稼げていないのに、株主に$2.08還元しているんですね。
これからわかることは、
・効率よく稼げていない
・配当が伸びる余地がない
ということです。
なんにでも使えるフリーキャッシュフローは潤沢ですが、
これを配当に使ってしまうと、企業の成長ができません。
ウォルマートは効率よく稼げていない

株価の推移

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最近の株価です。

Walmartの株価

Walmartの株価

2015年末を境に2倍近く上昇しています。

この頃はアマゾンの勢いがすごくて、ウォルマートはeコマースに参入するのが遅れていました。

eコマースの売上は2015年で、約1兆5700億円しかなかったので、完全に負け組でした。

それ以降eコマースへの投資を加速しています。

 

ウォルマートの時代は終わりと言われたが、売上と株価は伸び続けている!
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【WMT】問題点と投資対象としてチェックするべきこと!

ウォルマートだけではなく、小売業の問題は、「オンライン対応が遅れていたということです。

アメリカの大手小売りの「シアーズ」「メイシーズ」「JCペニー」などは、何百店と閉鎖しました。

ウォルマートの元CEOは、もっと早くからeコマースに参入すればよかった、と言っています。

 

しかし、なんとか生き残れているのは、その後の改革のおかげでしょう。

では、どのような取り組みを行ったか?

今後の伸びを見極めるには、下記の4つを中心に見ていきます。

・ウォルマートのeコマース事業
・シームレスショッピング
・会員制スーパーマーケットの「サムズクラブ」
・インドのネット通販大手「フリップカート」の買収

これらの伸び具合で、今後の成長が判断できます。

ウォルマートのeコマース事業

eコマースの伸び率は、年々順調です。

2019年3Qでは41%成長しています。

オンラインでグローサリーを注文して、店舗に取りに行くというスタイルが好調です。

郵便もそうですが、アメリカでは自分で取りに行くのが、普通でもあります。

理由がいくつかあります。

・荷物が届かなかったり、玄関前に置かれる可能性がある
・住所がばれたくない
・送料を払いたくない
・もともと車移動なので、取りにいくのが苦ではない
・どうせ週末に出かけるから、その時にピックアップ

アメリカに住んだことがあるとわかるのですが、

都市部以外だと、車移動が普通なので、外出するのが苦ではないんですね。

なので、取りに行くという行為はマイナス要因ではありません。

 

ピックアップをしてくれる人達にとって、利便性を向上させようと取り組んだのが、

受け取りの方法を改善することです。

ネットで注文した物をピックアップする方法は2つあります。

・店舗にあるピックアップタワーという所で受け取る
・スマホで注文した後に、専用駐車場で受け取る

この改革でウォルマートも便利になっている、という印象が強くなりました。

 

もちろんデリバリーしてくれる方がいい、という人もいますので、

当日デリバリーの対応が可能な店舗数も、1000店舗以上に増えています。

 

Amazonに対抗する手段として、ウォルマートにしかできない戦略を進めていますね。

シームレスショッピング

ウォルマートに行くだけで、欲しい物が全部買えるのが便利、ということで発展してきました。

しかし、最近ではそれが弱点となっています。

商品の数が多くて、店舗が巨大になりすぎて、目的のものを探して歩き回るのが大変になりました。

 

日本でもコストコやイケアなど巨大な店がありますよね。

当初は目新しくて、いろいろ歩き周りました。

しかし、何回も行くと、その広さはけっこうめんどくさいと思います。

さっと欲しい物だけ買いたい人には、不便になってきました。

 

そこで広大な土地を利用して、衣食住が一つのフロアに混在する「スーパーセンター」という店舗を始めています。

先ほどの、駐車場でピックアップできるということにもつながりますが、顧客にとって便利な導線を作っています。

店舗型ビジネスを活かすには、利便性がカギとなる!

会員制スーパーマーケットの「サムズクラブ」

創業者の名前から作られた、会員制のスーパーマーケットです。

コストコと同じようなホールセール型で、倉庫のような店内に業者が買うような量で売られています。

これも伸びていて、売上高アップに貢献しています。

 

キャッシュレスとして、「スキャン&ゴー」という仕組みも始めています。

スマホにアプリをダウンロードして、バーコードをスキャンしながら買い物をするという方法です。

アプリに紐づけした決済方法で清算して終わりです。

便利なようですが「Amazon Go」ならスキャンする必要もありませんので、どこまで流行るか。

 

サムズクラブ会員用のeコマースと、シームレス化も注目です。

 

新規会員数・契約更新・客単価などが大切になるビジネスモデル

インドのネット通販大手「フリップカート」の買収

フリップカートとは、インドのeコマース最大手の会社です。

2018年に160憶ドルの買収額で、10億人のマーケットに参入したのはニュースとなりました。

インドで約40%のシェアをもつフリップカートを傘下に加えたことで、一気に大きな成長を見込める市場を得ました。

ただ、Amazonもすでにインドへは進出していて、30%超のシェアを取っていました。

売上や規模の拡大による、仕入れの優位性などはさらに大きくなりますが、Amazonとの価格競争という構図は変わりません。

ウォルマートの売上比率は国内が8割なので、世界に分散するという意味では必要な戦略です。

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【WMT】歴史や戦略の概要!

長期投資をする上で、会社の強みを知ることは大切です。

WMT】の歴史やブランド力について、簡単にまとめました。

歴史は比較的浅いんですね。

過去55年以上の歴史を8行でまとめてみた

・1962年:サム・ウォルトンがアーカンソー州で開店

・1972年:ニューヨーク証券取引所に上場

・1987年:内部専用の全米最大の独自衛星通信システムを完成

・1990年:全米最大の小売りチェーンとなる

・1991年:メキシコに進出して、海外展開を始める

・1997年:年間売上高が1000億ドルを超える

・2005年:西友を子会社にする

・2018年:楽天と提携。ウォルマート楽天市場店をオープン

出店戦略

ウォルマートは個人商店や、小規模のスーパーマーケットが多かった、地方都市をターゲットにして積極的に進出しました。

大規模店、大規模仕入れによって、価格破壊をおこしながら、小売業界に参入したんですね。

その戦略は、地域の小さなお店から顧客を奪っていきましたが、ウォルマートのみで買い物が完結できるので、人気がでました。

また、車社会のアメリカでは、駐車場の広さも関係します。

一般の人達が車を持って郊外に出かけるという、モータリゼーションが普通でした。

ですので、郊外で土地が広いところに出店することで、大量買いするアメリカ人の心理をうまく掴みました。

「アメリカの住民の9割が、ウォルマートの半径10マイルに住んでいる」

というぐらい、出店を加速してきました。

都市以外に住んでる人は、ウォルマート・コスコ・ターゲットなどは必須!
しかし、海外では失敗するケースも多く、ドイツ・韓国・日本でも撤退したり閉店したりしました。
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【WMT】今後の投資スタンス

結論から言うと、投資の予定はありません。

eコマースの取り組みによって、年々売上高が上がっています。

しかし、その成長に対して、効率化や利益が追い付いてません。

株価は高くなっていますが、割高感があります。

 

小売りは常に競争と改革が求められています。

新規で参入しやすい業界なので、薄利多売が基本ですね。

 

企業として安定してキャッシュを生んでくれていますが、

高配当株でも成長株でもないので、僕の投資スタンスとは離れています。

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