【JNJ】J&Jに投資しても安心な理由は歴史が教えてくれた!

ジョンソン&ジョンソン 銘柄分析
ジョンソン&ジョンソン

ジョンソン&ジョンソン(J&J)といえば、アメリカの格付機関が「最高のAAA」とランクとするほどの超優良企業です。

これはアメリカ政府や、日本政府の格付けより高いです。

そんな超優良企業が、多額の訴訟を抱えてることは、投資をする前に知っておきたい事実です。

 

この記事では、【J&J】の業績もチェックしますが、J&Jの業務内容や訴訟リスクを考えます。

投資をする前に、リスクを知っておけば、ある程度安心できるからです。

 

先に結論を言いますと、J&Jは過去にも訴訟リスクが何度もありました。

そのたびに、しっかりとした対応で乗り切っている実績があります。

この辺も含めて、これから米国株を始めたい方向けに、わかりやすく解説していきますね。

【J&J】売上・利益・配当・キャッシュフローと株価の推移
【J&J】の問題点と、投資対象としてチェックするべき項目

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【J&J】売上・利益・配当・キャッシュフローと株価の推移

まずは簡単に、数字を見ていきます。

数ある指標の中でも、とりあえずこれだけは抑えておきたいものだけ、チェックです!

過去の売上・利益・配当・キャッシュフロー

J&J社は、すでに巨大企業でありながら、年々売上高は伸びています。

競合他社はいるのですが、独自の強みがあるので安心できますね。

JNJ売上高

順調に伸びてる売上高に対して、営業利益は横ばいです。

研究開発費が増加してますが、営業利益率は約25%とかなり高い水準です。

日本の最大手の武田薬品の営業利益率が約10%なので、J&Jは2倍以上の利益がでています。

 

純利益は2017年に下がっていますが、これは税制改革による一時的なもので心配いりません。

毎年1兆円以上の純利益が出てるので、問題ないですね。

毎年売上が伸びる+営業利益率25%+純利益1兆円!→日本にこのレベルの企業はない

 

次にキャッシュフローを見ます

JNJキャッシュフロー

キャッシュフローの推移です。

毎年営業利益を出しているので、手元の現金が増えています。

このお金で、設備投資・研究開発・訴訟への支払いなど柔軟に対応できます。

極端に言って、1万人に1億円支払っても余裕がある

 

毎期の配当額と配当率です。

JNJ配当

 

JNJは配当王の1つとして、50年以上連続で増配をしています。

配当率は3%いかないぐらいで、これは日本の製薬会社に負けますね。

後述しますが、株主への還元の優先順位は低いです。

しかし、J&Jの経営理念を理解すれば、逆に好意が持てます。

世界のどの政府・企業よりも安定してる企業の株の配当が3%は充分!

株価の推移

finviz dynamic chart for  JNJ

最近のJ&Jの株価です。

ベビーパウダーの訴訟問題が出てから、少し低迷しています。

$130前後なので、高値より約11%ほど下落中。

JNJチャート

2012年からのチャートを見ると、ここ最近は上値と下値の間隔が狭まってきていますね。

そろそろどちらかに抜けそうな気がします。

 

訴訟リスクがニュースになりながらも株価が11%しか下落していない!
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【J&J】問題点と投資対象としてチェックするべきこと!

J&J社の問題は、「訴訟リスクがあるということです。

直近では、人気のベビーパウダーに「発がん物質が含まれていた」ということで大量訴訟となっています。

これについては、J&Jは勝訴に自信を持っていると言っていました。

製薬会社は、常に訴訟リスクがあるので、そこをどう対応するかが投資のポイントとなります。

 

ただ、そのリスクがJ&J全体にどのくらいの影響を与えるかを、しっかり把握していれば、

リスクは想定内となるので、安心した投資をすることができます。

 

J&Jは主要事業が3つに分かれているので、そこを個別に解説していきます。

一般消費者向け

J&Jの名前は有名ですし、店頭でも商品を見かけますよね。

しかし、一般消費者向けの製品は、J&J全体の中でも17%ほどしかないのを知っていましたか?

 

全体的に売上は伸びていますが、特に良いのは「ビューティー事業」「OTC(市販薬)」です。

2018年に買収したドクターシーラボが引っ張っています。

市販薬では、解熱剤の「タイレノール」抗ヒスタミン剤の「ジルテック」が好調。

 

逆に不調なのは、「ベビーケア事業」です。これは現在訴訟問題が発生しているからですね。

約10%の落ち込みですが、事業をしっかり理解していれば、それほど不安ではありません。

 

少し深堀してみますね。

先ほども言ったように、一般消費者向けは全体の17%の売上。

その中で「ベビーケア」が占めてるのは約12%のみ。

J&Jの3Qの全体の売上は約280億ドルなので、

そこから計算すると、280億×17%×12%=5.7億ドル。

つまり約2%しか、全体に影響していないのです。

これを大きいと見るか小さいと見るかは、それぞれですが、僕は大したことないとみています。

この「ベビーケア事業」の売上が不調だが全体のたった2%!

 

医療機器

様々な医療機器を取り扱っていますが、特に比率が高いのが、「外科用」「整形外科用」です。

現代人は、運動不足やカルシウム不足で骨がもろくなってきています。

これから5Gの時代が来ることで、乗り物などがより便利になることで、一層運動しなくなりますよね。

体を支えるために体内に入れる器具、それに伴う手術器具は必須になりそうです。

それらを提供する、J&Jにとっては安定した売上につながると思っています。

 

次に、この事業で好調なのは「コンタクトレンズ」です。

使い捨てなので、いわゆるサブスクリプション型のビジネスですね。

これは利益率が高い傾向があるので、ドル箱です。

世界シェアNo.1のアキュビューは、利用者は定期購入するから売上が安定!

他にも、心臓疾患関連領域が伸びています。

3Dマッピングを使って、診断・治療をすることで、手術時間を大幅に短縮できます。

テクノロジーと融合した医療が、どんどん普及されていってるのが現状です。

こういった最新技術にも、しっかり投資はできているので5Gは追い風です。

 

医療用医薬品

J&Jで一番の売上比率があるのが、医薬品です。

この分野の問題点は、「ジェネリック」「バイオシミラー」と言われる後発薬との競争です。

簡単に言うと、効果のある薬の特許が切れた時、他社が同じ成分で真似して作る薬のことです。

先に出た薬というのは、何十年と研究して開発された薬なので、莫大なお金がかかっています。

それに対して、「ジェネリック」などは真似して作ることで、研究費がかかりません。

ですので、安く薬を作ることができます。

 

この価格競争に対して、J&Jは主要ブランドで2019年3Qに2桁成長しました。

事業全体でも5.1%成長しています。

 

成長
・「ステラーラ」・・・抗炎症薬
・「ダラザレックス」・・・多発性骨髄腫治療薬
・「イムブルビカ」・・・抗がん剤

減少
・「ザイティガ」・・・前立腺がん治療薬
・「レミケード」・・・関節リウマチ治療薬

 

医薬品名は難しいですが、後発薬の動向は大きく影響するので要チェック!
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【J&J】歴史やブランド力の概要!

長期投資をする上で、会社の強みを知ることは大切です。

J&J】の歴史やブランド力について、簡単にまとめました。

名前からして、2人のジョンソンさんが設立したんだろう、と思いましたが違います。

その名前の由来とは!?

過去130年以上の歴史を8行でまとめてみた

・1886年:「ロバート」「ジェームス」「エドワード」のジョンソン3兄弟が、滅菌の医療用品を世の中に送り出す

・1893年:最初の缶入りベビーパウダーを発売

・1921年:バンドエイトの製造開始

・1943年:経営理念「我が信条(Our Credo)」を起草

・1975年:鎮痛剤タイレノールが発売

・1978年:日本法人設立

・1982年:タイレノール事件。第三者がタイレノールに毒物を混入して死者がでる。

・1980年代~:買収と社内新規事業によって成長中

 

2人のジョンソンさんではなく、3人の兄弟で設立でした。

さすがにジョンソン&ジョンソン&ジョンソンは長すぎですね。

 

我が信条(Our Credo)

【J&J】を語るうえで欠かせないのは、経営理念「我が信条(Our Credo)」です。

70年以上にわたり、J&Jを支え続けたこの理念は「世界で最も優れた理念」とも言われています。

上から順番に優先順位が高く、それぞれへ果たすべき責任が書かれています。
・「顧客」
・「社員」
・「地域社会」
・「株主」

特筆すべきは、この4つの責任が企業の利益より優先されていることです。

これらの責任を果たすことによって、企業の利益は生まれ、株主に還元できると言っています。

 

この信条に沿って対応したのが、1982年のタイレノール事件と言われています。

第三者がタイレノールに毒物を混入して7人が死亡しました。

J&Jは、あらゆる手段を使ってすべてのタイレノールを自主回収したとされています。

回収費用は総額1憶ドル、さらに異物を混入できないパッケージを開発。

費用を気にせず、正しいことを迅速に行った危機対応は、世界中で賞賛されました。

 

これを可能にさせたのが、「我が信条(Our Credo)」だったのです。

何を最優先とするか考えたときに「顧客の不安を払拭すること」を第一に優先した結果ですね。

 

過去の例から「ベビーパウダー問題」もうまく対処してくれだろうと安心!

 

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【J&J】今後の投資スタンス

J&Jは、何十年も増収や増配を続けています。

世界最高のAAAに認定されるのも納得ですね。

訴訟リスクもありますが、それに対応できる経営理念とキャッシュがあるので心配ありません。

 

配当率は約3%弱ですが、J&Jに関してはいい方だと思っています。

もし3%を上回ってくるようであれば、積極的に買っていきます。

何十年も安心して保有できる、数少ない銘柄ですからね。

 

 

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