【P&G】初心者投資家へ!プロクター&ギャンブルの主要事業をチェックしよう

P&Gへ投資する前に、 銘柄分析
P&Gへ投資する前に、

米国株投資家に人気のP&Gですが、その主要ブランドと事業を理解していますか?

ここ数年で、P&Gは事業再編をすることで、だいぶ生まれ変わりました。

この記事では、【P&G】の業績もチェックしますが、どちらかというとP&Gの会社を深堀りします。

 

投資をしたいけど、会社の中身がわからないし、調べるのが大変という方に、

主要事業の概要を紹介しています。

これから米国株を始めたい方向けに、わかりやすく解説していきますね。

【P&G】売上・利益・配当・キャッシュフローと株価の推移
【P&G】の問題点と、投資対象としてチェックするべき項目

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【P&G】売上・利益・配当・キャッシュフローと株価の推移

まずは簡単に、数字を見ていきます。

数ある指標の中でも、とりあえずこれだけは抑えておきたいものだけ、チェックです!

過去の売上・利益・配当・キャッシュフロー

P&G社は数年前から、他社がプライベートブランドをどんどん出してきたので、苦戦していました。

日本だったら「トップバリュー」「セブンプレミアム」

アメリカでも「ウォルマート」「コストコ」などの大手小売りが強力です。

 

そんな巨人達との闘いにも、負けることなく売上・営業利益はキープできています。

P&Gは、圧倒的支持を得ているブランドが多数あるので、

この辺りがP&Gの成長を支えています。

好調な事業と、伸び悩んでる事業があることは抑えておきたい!

 

2019年6月の年度決算では、純利益が大幅に下がってしまいました。

これはひげそりの「ジレット」の評価損を計上したからです。

過去に買収した「ジレット」が高すぎたので、評価し直したんですね。

 

全体の売上はキープできてるので、この純利益の減少は今回のみです。

黒字はキープできてるので、まあ大丈夫でしょう。

P&Gキャッシュフロー

キャッシュフローの推移です。

売上・営業利益が一定なので、キャッシュフローも安定してますね。

ドル箱の商品があるので、今後も現金を生み出し続けます。

P&G配当

P&Gは配当王の1つとして、50年以上連続で増配をしています。

現在の株価では約3%で、高配当とはいえません。

しかし、毎年配当は上がっていくので、将来の予想配当額で計算するともっとよくなります。

今のうちに仕込んでおくと、将来の高配当株ということになりますね。

株価の推移

finviz dynamic chart for  pg

最近のP&Gの株価です。

年初から右肩上がりですね。

ずっと最高値を更新していましたが、最近調整がはいっています。

P&Gチャート

2018年からの上昇は凄すぎです。

高配当で安定した売上の会社が、ここまで一気に株価が上昇するのは珍しいですね。

高配当の安定株は、ゆっくりと株価が上昇していくのがセオリー。
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【P&G】問題点と投資対象としてチェックするべきこと!

P&G社の問題は、プライベートブランドとの価格競争ということです。

この辺りは世界の景気とも連動してきますね。

この競争に巻き込まれないように、P&Gは集中と選択をしています。

 

170あったブランドを65に絞ることで、不採算部門を切り捨てています。

集中した事業それぞれに戦略がありますので、そこをチェックしてみましょう。

そうすればP&Gの未来見えてきます。

ビューティー事業

P&G全体の売上の中でも、高価格の商品が売れるのがビューティー事業です。

その中でも、日本生まれの化粧品ブランド「SK-Ⅱ」は、基礎化粧品として好調です。

使用して1ヵ月もすると効果が実感できることから、高くても購入するファンを獲得できました。

 

さらには、長らくP&Gの人気商品であった「オレイ」を、日本に再上陸させました。

世界中に数千万人の愛用者がいる、P&Gの主力ブランドでもあります。

高価格で高性能の商品に絞っていることが、成長を支えています。

 

・ヘアケア:「パンテーン」「ハーバルエッセンス」
・スキンケア:「SK-Ⅱ」「オレイ」
・デオドラント:「シークレット」

有名なブランドがたくさんありますね。

グルーミング事業

P&G全体で、成長率が低いのがグルーミング事業です。

かみそり系は、剃れればいいということで、低価格のプライベートブランドに押され気味でした。

そこで、シェアを取り戻すために、人気商品である「ジレット」に改良を加えています。

肌荒れをおさえる「スキンガード」を導入しました。

かみそり負けしやすい男性への悩みをクリアにすることで、人気となっています。

 

さらに、グルーミングブランドをもつ「WALKER & CO社」を買収。

・男性用「べヴェル」・・・髪質が太く硬い男性向け
・女性用「フォルム」・・・縮毛の悩みの女性向け

このような、悩みをもった人達の市場に参入しています。

 

今までのブランディングは白人向けでしたが、有色人種へのマーケティングを強化し始めました。

「人種の多様化」を受けて、非白人系のマーケットが活気づいています。

 

この辺りの改革がうまくいけば、P&G全体の売上を押し上げてくれると思います。

洗剤・ファブリックケア事業

P&Gの売上で一番割合が大きいのが、この洗剤などです。

これらはテレビCMもばんばんやっていて、ブランド力は文句なしですね。

その効果も出ていて、出荷数量も伸びています。

 

洗剤は、自分のお気に入りのにおいや肌触りがありますよね。

一度使ってしまったら、他社製品に乗り換えづらいです。

しっかりとイメージ戦略をして、匂いのファンを囲っているので、

割安のプライベートブランドへの耐性があると証明しています。

・洗濯用洗剤:「タイド」「アリエール」
・柔軟剤:「ダウニー」
・食器用洗剤:「ジョイ」「ダウン」
・消臭剤:「ファブリーズ」

 

有名どころがたくさんありますね。この事業がしっかりと稼いでくれます。

子供・女性・ファミリー向け製品事業

他社との差別化がしにくい製品なので、苦戦していた事業です。

とくにオムツの「パンパース」は超有名ですが、

原料の高騰・アマゾンエフェクトにより、値上げをしています。

 

そんな中、素材にこだわったパンパースピュアが好調です。

今までは香料やローションが含まれていて、それを嫌がる人も多かったですが、

それらをのぞき、オーガニックコットンを使うことで、肌へのやさしさをアピールしています。

 

実際に、肌が敏感な赤ちゃんにとって、オムツの合う合わないはありますので、

いい商品が出たら、乗り換えは頻繁に起こります。

 

オムツは、赤ちゃんや高齢者の人数に大きく影響するので、

地球全体の出生率や、人口数もチェックしておきたいですね。

ヘルスケア事業

ヘルスケア事業は好調です。

2018年にドイツ大手製薬「メルク」から消費者ヘルス事業を買収しました。

これによって、店頭で販売している薬のマーケットを拡大しています。

P&Gが保有していない、関節痛・筋肉痛など多数の製品があるので、この買収によるP&Gの消費者への影響は高まります。

 

・風邪薬:「ヴィックス」
・歯磨き粉:「クレスト」
・デンタルフロス:「オーラルB」

最近は、ホワイトニングも流行っていますので、高価格帯の売れ行きも好調です。

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【P&G】歴史やブランド力の概要!

【P&G】の歴史やブランド力について、簡単にまとめました。

実は「プロクター&ギャンブル」っていう名前だって知ってましたか?

その名前の由来とは!?

過去180年以上の歴史を8行でまとめてみた

・1837年:ローソク業者の「ウィリアム・プロクター」と、石鹸業者の「ジェームス・ギャンブル」により設立

・1850年代:事業拡大のために新規工場の建設

・1890年:カラー印刷など、革新的な宣伝広告により成長

・1945年:初の家庭用洗剤などにより成長していたP&Gが、イギリスでの海外での事業開発を始める

・1961年:使い捨てオムツを発明し、パンパースを市場に投入

・1972年:日本進出。プロクター・アンド・ギャンブル・サンホーム株式会社として設立。

・1980年代:買収を繰り返し、ヘルスケア・化粧品などに参入。完全なグローバル企業へ

・現在:世界70国以上へ展開し、世界最大の消費財メーカー。

 

P&Gの名前の由来は、創業者2人の名前からきていたんですね。

てっきり、昔はギャンブルの会社だったのかと思ってました。

 

しかし、さすがに180年以上の歴史があると、8行ではまとめきれません。

今後も掘り下げていきたいですね。

MBAの教科書にも採用されるP&Gのマーケティングと哲学

世界最大のマーケティング・カンパニーとしても有名なのが、P&Gです。

そのケーススタディは、MBAの授業としても取り扱われるほど。

 

それほどのマーケティング力のあるP&Gの根源には、「ブランドマネジメント」「人材育成」の素晴らしさが取り上げられます。

先に説明した通り、

①洗剤などのブランドを一流にして、ヘビーユーザーを作った
②オムツの売上が減ったが、新商品を投入して一度離れた顧客を、また呼び戻した

このような実績がたくさんあります。

また、人材に関しては、P&G出身の人達が、多方面で活躍しているという事実があります。

つまり、今後の市場がどのように変化しようとも、

それに対応できる人材が育つ限り、P&Gの牙城はゆるがないと思っています。

 

P&Gの会社の哲学として、下記記載があります。

We have operations in nearly 70 countries and one of the strongest portfolios of trusted, quality brands—used by nearly 5 billion people around the world. While we serve the world’s consumers, we’re also committed to being one of the world’s most socially responsible companies.

P&G brands, employees, operations, and partners work together to make that difference—by being more transparent, building collaborative partnerships, respecting human rights, sourcing responsibly…generally doing what’s right.

It’s what sets us apart.

 

 

簡単に要約すると、

「世界で最も社会に貢献できる企業の1つになることを約束する。
共に働く人々と一緒に、透明性・協調性・人権の尊重をもって違いを生み出す」

と言っています。

 

不祥事を起こさずに、これからも人々の役に立つ製品を生み出してくれそうな言葉ですね。

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【P&G】今後の投資スタンス

P&Gが素晴らしい商品を持って、安定した業績をしているのはわかりました。

そして株価も順調に上がっています。

では投資をするべきか?と問われると、

投資対象ではあるが、調整が入ってから買い増ししたいというのが答えです。

 

P&Gは、すでに成熟してる企業なので、一気に売上が上がるということは考えにくいです。

事業を整理させたばかりなので、既存の事業にシナジーを生むための買収はあり得ますが、

その効果が出るまでには、少し時間がかかります。

なのに、最近の株価は一気に上がりすぎですね。

 

もう少し様子見して、調整がないようであれば、またその時に考えます。

 

 

 

 

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